友人と囲碁を打つ
囲碁は棋力の差を、ほかのどの盤上競技よりもうまく扱います。弱い打ち手が黒を持ち、対局の前に置き石を置きます — 棋力の差一段につきおよそ一つ — これにより力の差が実演ではなく本当の勝負に変わります。さらに左右で別の設定ができる時計を加えれば、指導碁は双方にとって本当に競り合えるものになります。
置き石の仕組み
囲碁の段級位は、一段の差が置き石一つに相当するよう調整されています。12 級と 7 級なら五段の差なので、黒は 5 子置き、対局は原理的には互角です。
| 差 | 置き石 | コミ |
|---|---|---|
| 互角 | なし | 白がコミを受ける(一般に 6.5 目) |
| 1 段 | 黒が先に打つ。追加の石はなし | コミを減らすかなし |
| 2 〜 9 段 | 2 〜 9 子を星に置く | なし |
置き石は印のついた星に慣例の順序で置きます。9 子を超えると碁盤の星が足りなくなり、その差は普通、小さい碁盤で対処するほうが良いでしょう。
これがうまく働くのは、石が単なるおまけではなく対局の性格を変えるからです。黒はどこにでも影響力を持って始まり、それを保つことを学ばなければなりません。白は戦いを起こし、局面を複雑にしなければなりません。双方が練習に値することを練習しています。
指導碁を計る
置き石は盤上を均します。時計については何もしません。そして強い打ち手は普通、考えるのも速いので、互角の持ち時間は静かに二つ目の利を渡してしまいます。
解決は時間の差で、これは囲碁で標準の実務であり、対局者ごとに本当に独立した設定ができる時計が必要です。
- 持ち時間を別にする。生徒に 30 分、教える側に 15 分。単純で効果的です。
- 一期の回数を別にする。双方が秒読みで、生徒に 5 回、教える側に 3 回。教える側の説明を急がせないので、こちらのほうが穏やかな選択です。
- 方式そのものを別にする。生徒は一手ごとの下限が保証される秒読み、教える側は予算のあるフィッシャー方式。珍しいですが筋は通っています。
Byoyomi Timer では左右が別々に設定できます — 方式、持ち時間、一期の長さ、回数 — ですから、これらはいずれも回避策ではなく通常の設定です。
二人で一台の端末を使う
実際の配置は物理的な時計と同じです。端末を碁盤の側面に平らに、双方の手が届く位置に置きます。画面は互いに逆を向いた二つの半面に分かれているので、それぞれが身を乗り出さずに自分の時計を正位置で読めます。
各対局者は石を打ってから自分に向いた半面を押します。タップ範囲は意図的に広く取ってあります。碁盤から目を離さずに押せるべきで、それがこの設計の主眼の一つです。
始める前に。長い対局のためには端末を充電しておくか電源につないでください(アプリは画面を点灯させ続けるので電力を使います)。読み上げが必要ならサイレントモードを解除し、どちらが黒かを決めておきます。
場面別に何を打つか
| 場面 | 碁盤 | 持ち時間 |
|---|---|---|
| 二人とも囲碁が初めて | 9 路盤 | なし、または 10 分の切れ負け |
| 初心者に教える | 9 路盤または 13 路盤 | なし — 説明に時間がかかる |
| 棋力の近い友人との対局 | 19 路盤 | 20 分 + 30 秒 × 5 の秒読み |
| 真剣な対局、3 〜 5 段差 | 19 路盤、置き碁 | 秒読み。弱い側の一期を多く |
| 閉店前の一局 | 13 路盤 | 5 分 + 10 秒 × 3 の秒読み |
本当の指導碁なら、時計をまったく使わないことも考えてください。時計の目的は競争的な圧力のもとでの公平さですが、稽古ではその圧力こそ取り除こうとしているものです。
終わりに一緒に数える
二手続けてのパスで対局が終わり、時計は地の計算のために止まります。時計の面にあるパスボタンはそのためのものです。学んでいる相手と数えるときは、ゆっくり声に出しながらやる価値があります。ダメを詰め、アゲハマを相手の地に埋め、それから残った空点をきれいな長方形にまとめて数えます。
初心者は、負けたと思っていた対局が接近していた、あるいはその逆だった、ということをよく知ります。感触と点数のあいだのその差が、その日いちばん役に立つ学びです。
